関西の中学受験

中学受験は私立校の入試になりますが、関西は、その私立校の激戦区と言えるでしょう。全国には約７００校ありますが、そのうち、大阪府６３校、兵庫県３９校、京都府２４校と、関西の中学校が占めている割合が高いのです。それ故に、中学受験は激戦になると思われます。また、関西と言えば全国的にも偏差値の高い灘中学校があります。中学受験校として選ぶ親御さんも少なくないでしょう。そして、有名大学に合格させている実績もあることから、関西の子供達がこの中学を受験する可能性は高いと考えられます。だからこそ、関西の中学受験は大変だと思われます。

中学受験をさせる親御さんの希望は、やはり、将来性のある学校に行ってほしいというものだと考えられます。関西で言えば、灘中学校のような、偏差値の高い学校でしょう。しかし、中学受験を成功させるのには、子供の学力がその学校に合っているかどうかが重要になると思われます。更に、その子供が望んでいるかどうかです。

関西のように、将来性のある有名校が並んでいるような地域では、中学受験は当然のように感じるかもしれません。しかし、子供の可能性は、中学受験で決まるわけではありません。高校に行ってからでも間に合います。また合格しても、その子が努力をしなければ、親御さんが描いていた将来は掴めないかもしれません。つまり、本人がどうしたいかなのです。関西のような中学受験の激戦区だからこそ、子供自身にも意志を持たせることが、一番重要なことなのではないかと思います。