首都圏の中学受験

首都圏の中学受験も、関西同様難しいでしょう。東京で１７９校、神奈川で６２校、埼玉で２０校、千葉でも２３校あります。つまり、首都圏と関西で、全国の私立中学校を占めている事になるのです。ですから、首都圏においても、中学受験は大変だと考えられます。

しかし首都圏の中学受験は、関西と比べると、１校に集中するという事は避けられそうです。それは、灘中学校の様に、その地区の中で飛び抜けた偏差値の学校が、首都圏では無いからです。中学受験を案内しているサイトを見ると、首都圏では、同じくらいの偏差値が何校かあるのです。ですから、偏差値だけで中学受験をするならば、ある程度ばらつきが起こると考えられます。しかし学校選びは、偏差値だけに限らないでしょう。

中学受験をするには家庭なりの理由があり、それに合った学校を当然選ぶでしょう。その理由が他の子供と同じだった場合、ばらつくはずが集中してしまうという状況になりかねないのです。これは、首都圏のように受験できる中学が多い所でも起きる事です。また、首都圏だからこそ、いかに勝ち抜くかに親御さんは躍起になるでしょう。しかし分かっていなければならないことは、中学受験をするのは子供本人であるという事です。本人がそこに行きたいと思わなければ、いくら勉強しても頭に入りません。首都圏のように私立中学校が多い地区においては、中学受験をさせようと考えると思いますが、その場合にはその理由を子供に聞かせ、子供に選択させることが望ましいと考えられます。